先輩社員の声
Interview
失敗ばかりの1年目を
乗り越えて今がある。
湘南工場のCK製造課にて、ケーキの製造をすることが主な仕事です。現在は、オーブンで焼成を担当していますが、入社して3年間は、製品の仕込みを担当していました。仕込みの仕事は、様々な材料を混ぜ合わせ、ケーキに使うクリームや生地を作るといった内容ですが、ステアーパドル(混ぜ棒)でミキサーボールの底まで正確に混ぜ合わせないと後の焼成工程で大きなロスを生み出してしまいます。製品によって、メレンゲの立たせ方も変わってきます。季節の違いによる調整も重要です。
最初は何度言われても失敗ばかりで、叱られることも多々ありました。当時は正直、食品という仕事をなめていたところもあったと思います。ただそこで、自分の甘さを痛感し、歯を食いしばって頑張ったことで、段々と色々な仕事を任されるようになってきました。仕事が楽しくなってきたのもこのころからですね。今では仕込みの仕事は一通りこなすことができ、自信を持って働くことができています。
まずは自分が率先して動く
湘南工場では、ケーキの成形はすべて手作業で行っています。手間も多くかかり、大勢のスタッフが必要です。そのため、外国人のスタッフも多いのですが、私は英語が話せないため、極々簡単な日本語や英語でスタッフと冗談を混ぜながらコミュニケーションを取り、現場の雰囲気を明るいものにしようと心がけています。
また、自分が率先して行動に移すようにも心がけています。指示をすることは簡単ですが、まず自分が率先してやらないとスタッフもついてきてくれません。掃除や片付けなどといった衛生・安全に関わる点は特にそうしていますね。
自分はテニスのスポーツ推薦で大学に入り、実業団で就職も決まっていたのですが、足を怪我してしまい、大学も中退。目標を見失う中、ふらっと家の近所にあったサンフレッセのケーキ工場に工場見学へ訪れたことが入社のきっかけでした。
そこで目にした10メートルのトンネルオーブンに圧倒されたこと、また、元々甘いものが好きで入社したらケーキがいっぱい食べられるかも。という単純な動機ではありましたが、今では入社して良かったなと感じています。
現在担当している焼成の仕事も、仕込み以上に技術や経験を必要とします。大量のケーキを同じ色・味・品質で焼き上げられるようになるにはまだまだ勉強が必要です。また、オーブンの監視をしながら、ラインテストの立ち会いを並行して行うなど、頭も体も非常に疲れます。
ただ今は、その難しさこそがモノづくりの“醍醐味”と感じられるようになってきました。将来的には包装工程も学んで、工場全体のことをもっと知りたいですね。
Off timeオフタイムには
休日は川や海に釣りに行くことが楽しみで、現場の同僚や上司の方によく連れて行ってもらっているという柴田さん。入社後は足も治ったため、趣味でテニスも再開していたそうですが、釣りの世界にどっぷりとはまってしまい、テニスは休みがち。ラケットを竿に持ち替えて、エンジョイしているそうです。