先輩社員の声
Interview
開発、提案、テスト。すべてが挑戦の日々
ケーキ(焼菓子・生菓子)の製造を行っている湘南工場にて、製品開発を行うことが私の主な仕事です。
営業担当者がお客様から依頼を受けたテーマに対し、原価の試算をしながら、原料や配合の調整、商品の設計を行い、採用を目指します。お客様のご要望内容を深く理解するために営業に同行して、直接お話を伺いに行くこともあります。原価試算書、レシピ、配合表などといった資料作りも大事な仕事です。製品の採用が決まった後は、工場でラインテストに立ち会い、安定して製品を供給できるよう取り組みます。
入社してまだ3年目ですが、製品開発という仕事の幅の広さに四苦八苦する一方、様々な経験を積ませてくれるサンフレッセや、まだまだ未熟な私を支えてくれる先輩方にはとても感謝しています。
製品が世に出る喜びと責任の大きさ
何度も何度も試作を繰り返し、営業の方から採用が決定したという連絡をいただいたときは、何事にも代えがたい喜びを感じます。自分は経験が浅い分、先輩方の倍以上は試作をしているので、その分、喜びも大きいのかもしれません。
初めて採用された製品は、レストランで提供されるパフェに乗せるクランブル(細かなクッキー)でした。早速、お店に伺い注文。クランブルを口にした瞬間の感動は今でも忘れられません。ただそれとは同時に、お客様の口に入るものを作るということへの責任感も強く感じました。安全でおいしい食品を作るという気持ちは常に忘れずに、緊張感を持って働いています。
ケーキ開発課では、マーケティングリサーチを重点的なテーマとして取り組んでいます。チーズケーキやブラウニーなど毎回テーマを決めて購入し、写真撮影、試食会ののち意見交換を行い、考察をまとめています。色々なものをただ食べるだけでも刺激にはなりますが、お互いの考えをアウトプットし合うことで、より具体的な知識となって実際の開発へとつなげられていることを感じています。
ケーキ作りで難しいと感じる点は、開発時と工場で作る時とでは生地の量が何十倍も違うため品質が安定しない点です。メレンゲを立てても最後の方は泡がつぶれやすくなります。そのため、開発時から配合を考慮し、温度管理の徹底を心がけていますが、それでもいつも苦労しています。また、サンフレッセのケーキは手作業で作られているため、機械では表現できないような複雑な製品を作ることもできるのですが、あまりに凝りすぎると作業効率が悪くなるので、その辺のバランス感覚も難しいと感じています。
最初は事務職がいいかなと思い入社しましたが、今ではモノづくりの楽しさにどっぷりとはまっています。これからも食べた人を笑顔にできるような製品づくりに取り組んでいきたいと思います。
Off timeオフタイムには
学生時代はエレキギターが趣味だった吉田さん。サンフレッセに入社してからは、得意のパスタを中心に、帰宅後、自炊をする毎日。インドア派のため、休日は読書やDVDを借りてきて家でゴロゴロすることが幸せだとか。スターバックスが併設されている海老名図書館がお気に入りスポットだそうです。